[209thReport] 2012年8月7日(Tue)18:30〜 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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【瀬音】 宮城先生が『瀬音』を作曲した時の十七絃は今より小さい物で調絃もディアトニックとペンタトニックが混じっていました。『さくら変奏曲』や『越天楽変奏曲』も同様に小十七絃で作曲されました。かつてお琴を演奏される方々は『さくら変奏曲』『瀬音』が弾けるようになればお琴を辞めても良いとまで思われていたそうです。 |
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【高麗の春】 宮城先生の歌物『初鶯』『春の夜』『高麗の春』はどれも朝鮮に住まわれていた頃に作曲されました。この曲は古典を模して作曲され、歌前に有る『枕』と言われる部分に拘りを感じます。 |
【さらし風手事】 宮城先生の作品で一番売れた曲だと思います。とても派手な曲です。 |
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【落葉の踊り】 宮城先生の曲で十七絃の入った処女作は文献上、この『落葉の踊り』ですが、実は「屋形船」と言う曲があったそうなのですが、楽譜も残っていません。 『落葉の踊り』が横浜での初演のときに編成を考えると「箏三絃十七絃三重奏曲」が正解ですが、不思議なことにプログラムには「箏三絃二重奏曲」「伴奏十七絃」と書いてあったそうです。 |
【スペイン風即興曲】 |